初心者のランナーにとって、大会を選ぶときに気になるのは制限時間ではないでしょうか。
ほとんどのマラソン大会には、制限時間があります。フルマラソンの制限時間として多いのが6時間。
ただこの6時間、ずっと走り続けるだけではなく、水分補給やトイレに行けばその時間も取られます。東京マラソンや大阪マラソンなど、多くのランナーが走る大会では、トイレで渋滞が起きて10分以上ロスすることも。
そうなると、どんどん緊張感が高まり、足が動かなくなってしまう人もいます。
制限時間がないと嬉しいのに…。そう思われた方はハワイへ!
とにかく楽しく走れる体験をすることが、ランニングを続ける秘訣です。最近、海外にも行けなかったなという方も、ランニングを止めてしまったという方も、復活戦としてハワイはいかがでしょう。
ホノルルマラソンは制限時間がありません
ホノルルマラソンは、制限時間がありません。
2時間半で走ろうが、5時間かかろうが、7時間を超えようが、それ以上になろうが待ってもらえます。
2018年ホノルルマラソンでの最終ランナーは日本から参加したイトウサダオさん88歳でした。42.195キロを17時間50分52秒でゴールしました!おめでとうございます。
ホノルルマラソンに制限時間がない理由
どうして制限時間がないのかというと、ホノルルマラソンはタイムを競うレースではなく、心臓病のリハビリと予防を目的にスタートした大会だから。
1973年に、心臓病専門医の「心臓病のリハビリと予防のためには、LSD(長距離をゆっくり走る)でフルマラソンを走るのが良い」という考えに基づきスタートしたのがホノルルマラソンです。
タイムではなく健康増進のためのマラソンですね。
LSD(Long Slow Distance)は、「長く」「ゆっくり」「距離」を走る練習方法の一つです。私も、毎日のランはLSDです。
心臓がバクバクして、息が上がらない程度のペースでゆっくりと走るだけでも、脚力がつきます。また、有酸素運動なので身体の毛細血管を発達させられます。
ホノルルマラソンの完走のためには、タイムを狙わず、完走を目指す人は「長く」「ゆっくり」「距離」を走る練習でOK。
練習をしていたら、早いランナーがどんどん自分を追い越していくかもしれません。でも、焦らないで。まずは、42.195キロ足を止めない練習をしましょう。
ホノルルマラソンは歩いてもよいのです!とにかく42.195キロを一歩ずつ進みましょう。
フルマラソンは7歳からエントリー可能
フルマラソンは7歳からエントリー可能です。
「10K ラン&ウォーク」という10キロのコースや、1マイル(1.6キロ)を走る「カラカウア メリーマイル」は年齢制限がありません。
一人ででも、家族とでも、参加できるのがホノルルマラソンなのです。
参加者の定員もなし
東京マラソンや大阪マラソンなど人気のマラソン大会は、参加できる定員数に制限をかけています。
ラッキーなことに私は2019年、大阪マラソンに参加できました。35キロ地点を過ぎたころに、沿道に目を向けると、「俺は3年間落選している」という文字が書かれた段ボールを持ってこちらを見ている人がいました(笑)
35キロを過ぎると両足が痛くて動かなくなるころです。その人を見て、猛ダッシュでその場を走り去ったので、時間内に完走できたのはその方のおかげかも知れません。
ホノルルマラソンは定員数の制限もないので、申し込んだら参加できます。
申し込んで受かるか、落選かがわからないと、予定が立てられないので困りますよね。
ホノルルマラソン2023は51回目の大会です
1973年に始まったホノルルマラソンは、2023年に51回を迎えます。歴史のある、世界最大級の市民マラソン大会です。
ハワイは12月でも平均気温が27℃。
アラモアナ公園をスタートし、ワイキキビーチ、ダイヤモンド・ヘッド、カピオラニ公園を駆け抜けるシーサイド・コースを駆け抜けましょう。
ホノルルマラソン2023
種目名
- フルマラソン(42.195km)
- フルマラソン車椅子競技部門(42.195km)
開催日時
- フルマラソン車椅子競技部門:2023年12月10日(日) 午前4時55分スタート
- フルマラソン:2023年12月10日(日) 午前5時スタート
- 10キロラン&ウォーク:2023年12月10日(日) 午前5時スタート
参加資格
- 大会当日7歳以上の方。
- ただし、未成年者には以下の条件を満たすこと
- 18歳未満の方 親権者の同意と署名が必要
- 7~14歳の方 保護者の方が常に一緒に行動
※新型コロナウィルス感染予防の観点から参加条件が追加される場合があり。
制限時間
なし
※交通規制解除後は歩道へと移動となりますが、フィニッシュタイムは計測されます。
完走記念品
完走Tシャツ、完走メダル、完走証
車椅子競技部門
車椅子競技部門は、「The National Wheelchair Athletic Association」の長距離レースルールに基づいて運営されます。参加者はレース用車椅子を使用していただきます。
一般レースの車椅子参加
車椅子競技部門ではなく、一般レースに日常使用の車椅子での参加を希望される場合には、事前の案内や確認事項があるので、ホノルルマラソン日本事務局へお問い合わせください。
申し込み方法と参加費用
オンラインエントリーです。申し込んだ期間によって参加費が変わりますのでこちらからチェックをお願いします。
- アーリーエントリー: 2023年4月21日(金)~2023年5月16日(火)
- 1期エントリー: 2023年5月26日(金)~2023年10月11日(水)
- 2期エントリー: 2023年10月12日(木)~2023年11月15日(水)
フルマラソン・フルマラソン車椅子競技部門とも参加費は以下の通りです。
アーリー | 1期 | 2期 | ホノルル現地受付 | |
フルマラソン | 26,000円 | 32,000円 | 38,000円 | 400USドル |
フルマラソン車椅子競技部門 | 26,000円 | 32,000円 | 38,000円 | 400USドル |
10K ラン&ウォーク | 11,000円 | 12,500円 | 13,000円 | 120USドル |
新型コロナウィルス関連対応について
落ち着いてきているとはいえ、気になるのは新型コロナウイルス感染症のこれからの状況です。
日本のレースの中には、申し込み後、大会が中止になった場合に翌年に振替されるものもあります。
ホノルルマラソンの場合は、返金・振替なしなのでご注意ください。
真夏のクリスマスにハワイを走る
そして12月と言えばクリスマス。ホノルルの12月の平均気温は27℃とまだ暖かい日が続いています。
南国のクリスマスのイルミネーションを見ながらのマラソンは、めったに味わえるものではありません。
私が最後にフルマラソンを走ったのは2019年。2020年は大会が軒並み中止になり参加できず。2021年の年末にやっと再開されたハーフマラソンの大会にでました。
いまフルマラソンを制限時間6時間以内で走れといわれても厳しいかな、と言った感じです。制限時間のない大会で、リハビリを兼ねて、のんびり走りたいですね。
笑顔でゴールができたらいいな。
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